USJでハリー・ポッター(以下ハリポタと略)の世界が再現されるので、ハリポタ人気が再燃しています。実は私もハリポタの大ファンでして、講演でもそのバージョンがあります。
ファンになったのは英語がきっかけでした。

最初に第1巻の日本語版を読んだ時は、まあ面白いな、くらいだったのですが、映画を観に行き、その英語の響きの美しさに魅せられ、すぐさま英語版第1巻を買いました。読んでみると非常に面白いし、英語特有の言いまわしが実にうまく構成されています。
例えばハグリッドという森番はなまりのある英語を話しますが、それが非常に巧みに書かれています。日本語訳ではその細かいニュアンスは伝わりません。その他にも英語の言葉遊びのようなものもあり、それが物語を巧妙に奥深くしています。私も昔、米国UCLAに3年間弱留学していて、英語漬けになったとはいえ、離れれば言語能力はすぐ衰退します。

辞書をひきつつ原書を読みました。しかし、大きな英語の辞書(何と英和大辞典、大英英辞典にも!)にも載ってない単語も数多くあり、英国では子供も読める言葉が何故載ってないのか、と残念でしたが仕方なく判らない単語は読み飛ばしました。それでも物語の抒情性、ストーリーの巧みさは十分堪能できました。
原書の第1巻を読み終わると第2巻と第3巻を購入し、それらも夢中で読みました。両方とも読み終わるとその伏線の妙に感嘆し、また第1巻に戻りそれを読み終わると、再度第2巻と第3巻も読み、結局第1−3巻を2回づつ読みました。実に充実した日々でした。この間、仕事と食事と睡眠以外は、ハリポタに魅せられ、ハリポタ三昧でした。こういう日々は読書からエネルギーを貰えます。仕事も非常に集中してできました。

 実はこの間は病院とその職員にとって大変な時期でした。経営難から何と病院を職員ごと売却するという、非情な行為が行われていたのでした。しかも、職員には内密で、発表の日が売却決定の日でした。いわば病院の倒産のようなもので、当然給料も下がりますし、職員の中には辞めた方もおられました。
その日以来、病院内はすっかり暗くなりましたが、一人私だけはハリポタのおかげで至福の時間を過ごしていましたので、全く暗くならず、将来も悲観せず、明るく仕事をしていました。こういうのを能天気というか、純粋な前向きというのかは、わかりません。しかし、どのみち待遇は悪くなるのです。

明るく仕事をしたほうが、毎日を過ごすのには精神的には健康ですし、仕事も能率が上がります。結局病院買収での院内混乱が落ち着くまで私はハリポタに救われたと言えます。
 アトピー性皮膚炎も治療の過程で、悲観的になり暗くなる方々もいますし、その反面希望に満ちて明るく過ごす方もいます。特にリバウンドの時期は、先が見えないと悲観的になりがちです。

しかし、アトピー性皮膚炎はストレスや不安でも悪化しますので、希望を持って明るくすごす方がはるかに改善の速度が速いのです。そういう意味で、治療の過程において、読書でも、音楽でも、映画でも、家族の愛情深い会話でも何でも結構です。心のよりどころになる物、自分に楽しみや充実感を与えてくれる物があれば改善には有効です。是非、そういう自分だけの物を見つけて下さい。

 その後ハリポタは第4−7巻と英語版が出版される度に購入し、電子辞書も購入し、必死で単語と格闘しましたが、電子辞書にも載ってない単語もあり、仕方なくそういう所は読み飛ばしました。しかし全部読んでみると、改めて素晴らしい世界だと、ハリポタに魅せられて夢中で読んだ日々は懐かしく、また生き生きとしていた時間を嬉しく思います。
 
 

 所沢で講演してきました。
熱心な計1052名の観衆に感激して、メッセージを伝えるべく想いを込めて、また楽しく講演できました。私の講演では、一見講演と無関係な色々な映画のキャラクターが登場します。


しかし実は無関係ではなく、講演ごとにそれらのキャラクターに意味を持たせ、講演のメッセージを伝えてもらってます。これまでに、チャップリンの映画、ハリーポッター、タイタニック等のバージョンがあります。またジブリのアニメの主人公達にも大変お世話になりました。特に「千と千尋の神隠し」バージョンは長く使用しましたし、現在は「となりのトトロ」バージョンで講演しています。

 昔、ジブリのアニメの熱狂的なファンになり、更にはジブリそのものにも興味を抱き、ジブリの立ち上げから山あり谷ありの困難を克服しての発展の経緯に、非常に敬意を抱きました。その核となるのは、鈴木敏夫代表取締役プロデユ―サーさん(以下鈴木Pさんと略させて下さい。Pはプロデユ―サーの略です。)です。

宮崎監督も「鈴木Pさんがいなかったらジブリの発展はなかった」というような意味のことを言っておられますし、ジブリの運営、そしてアニメ映画の製作に鈴木Pさんの力は甚大なものです。私は鈴木Pさんの言った事をまとめたものを読み漁ったりして、ますます鈴木Pさんの大ファンとなり、若気の至りか、熱狂のなせるわざか、無謀にも横浜で学会があるのをいい機会にその時に「会って下さい」という意味の手紙を書きました。ファクスも送り、電話もしました。私のしつこさにあきれ果てたのか、またはファンサービスとしてか、鈴木Pさんは横浜に宿泊した夜にホテルに電話をくれ(私が泊まるホテル等の日程を書いて連絡しておいた為です)、「明日遊びに来てください」とOKの返事をくれました。

 喜び勇んで、東京都小金井市のスタジオジブリに手土産を持って行きました。1996年4月のことです。「もののけ姫」の製作中の多忙の中、鈴木Pさんは笑顔で待っていてくれて、私の質問に次から次へ答えてくれたり、色々な苦労話も率直にしてくれ、ファンとしては垂涎のお話を色々聴けました。夢のような2時間(今となっては2時間かそれ以上かは覚えていません)で、最後は更に厚かましくも、ジブリの建物の中の案内をお願いしました。鈴木Pさんは快諾してくださり、色々な場所を案内して下さりました。途中で宮崎監督ともすれ違いましたが、頭をさげて挨拶して通り過ぎました。

最後は見送って頂き、ジブリを去りました。鈴木Pさんは終始笑顔で、博識で、アニメにかける熱い思いを感じさせる方でした。全く面識もない、単なる一人のファンに多忙な時期に2時間もの時間をさいて頂き、感謝しています。正直、昔に比べて最近のジブリアニメには物足りなさも感じますし、鈴木Pさんが「会社より作品が大事」と言っていた昔のジブリ精神が今は薄れている気もしますが、ジブリがあれだけ大きくなった今、路線変更はしかたのないことと思います。それはそれとして、鈴木Pさんに受けた面会の恩は生涯感謝致しますし、何かあればいつでも恩返しはしたいと、ずっと思い続けています。

鈴木Pさんにとっては、これまで非常に多く面会した重要な方々と違って、私は単なる一ファンで、今は会ったこともすっかり忘れていると思いますが、あの時は本当にありがとうございました。鈴木Pさんの太っ腹な大らかさと、同時に併せ持つ細やかな気遣いの親切さには、心から感謝致します。

夢物語ですが、例えばジブリのアニメでアレルギーやアトピー性皮膚炎についての医学的考証が必要ならば、喜んで参画いたしますし、参考意見も出させて頂きます。鈴木Pさん、どうか今後もお元気で素晴らしいアニメを作り続けて下さい。


 

 博多で講演してきました。博多の講演の担当者からは、実は今まで3回講演依頼があり、3回ともスケジュールがあわず、恐縮ながらお断りしてきました。基本的には、依頼があれば予定が入っていない限り講演は受けますので、博多の担当者には申し訳ない気持ちでした。しかし、何と4回目の講演依頼があり、今度はスケジュールもあい、定員700名の予定が大幅に参加者が増え、最終的には900名を超える方々の前で講演できました。「三顧の礼」の上をいく「四顧の礼」です。その担当者の依頼された情熱の強さに比例して、聴衆も皆様熱心に聴いて頂き、私も楽しくそして熱演できました。いわば、あきらめない姿勢がその信頼、協力、熱意のある講演会を実現させてくれたと言えます。
 こういう姿勢は日常生活のどの分野でも大切です。仕事をするときも失敗にめげない、希望をもって達成することをあきらめない。人間関係でも何度も何度も話し合い、お互いに理解するまであきらめない。アトピー性皮膚炎でも、今はつらい症状でも、治癒の希望をもってあきらめない。特にステロイドを中止してリバウンドの最中の方々は、精神的にも肉体的にもつらい時期ですが、私の今までの数千人のリバウンド治療の経験から、治らないリバウンドはありませんと言えるので、一歩一歩前進して下さい。講演ではそういうリバウンドの方々の回復状況も継時的に写真で供覧できます。いわばライブ的なアトピー性皮膚炎の改善、そして治癒の状況を実感できるわけです。そういう意味で、講演を聴かれた方は、アトピー性皮膚炎やステロイドフリーの治療に対し、より理解が深まり、本人の治療への意欲も高まり、改善が早まるという好循環になります。ですので、講演会というのはアトピー性皮膚炎の治療へのステップアップとして、非常に参考になるよい機会なのです。
 裏話ですが講演の準備は私一人でします。以前ある方に、準備は秘書の方がされているのですか、ときかれて驚いた事があります。秘書を雇うお金もありませんし、今まで一人で地道な努力を続けてきました。1回の講演で約140−150枚くらいのスライドを使いますので、それらを手作業で日々少しづつ作るわけです。当然、仕事中にはできませんので、お昼休み、仕事前後の早朝や夜、あるいは日祝に職場に来て作成します。これはもちろん無給です。ところが講演の意味・意義をわからない以前勤務したある病院の経営者は、私がそういう活動をしていることを知っておりましたが無理解でした。そして言う事は収益をあげろ、という事でした。講演は結果的には患者さんの為にもなり、病院の知名度も上がるというおまけもつくのに、残念ながら意識レベルの違いです。更に無理解のみならず、ある病院では私が時間外にそういう講演の準備をしていることに、「何をしているのか」という態度で呼び出され詰問されたこともあります。あまりのレベルの低さにあきれ果てましたが、直接収益につながる診療をもっとしろという意味なのでしょうが、結局目の前の収益しか見れない経営者であり、そういう病院とはポリシーが違い過ぎて勤務は続けられませんでした。その点、現在のクリニックのスタッフの方々は、「講演会に行きます」、と私が言うと、「患者さんの為に頑張って来てください」とか、「あまり疲れないようにして下さい」という、理解とサポートをして下さり、スタッフの皆様に感謝する日々です。

 


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