開院してから1ヵ月が過ぎました。電子カルテの操作の勉強、色々な物品の準備、そして患者さんの方々へとの触れ合い、等、新しいスタッフの方々と共に、夢中で過ごした日々でした。ある時は午前の外来が夜になったこともあり、ある時は物品の搬入、整理で夜になったこともありました。ある時は、患者さんの待ち時間が長いので、ひとまず外出して頂き、順番が来たらスタッフが携帯電話に電話をかけまくったこともありました(しかし、これは順番の正確さを欠き、今はそういうことはせず、待合室で待っていてもらいます)。そういう中でつくづく感じる事は、良いスタッフに恵まれたなあ、という事です。もちろん仕事ですので、すべきことはするのが当然ですが、その中でもお互いの信頼と協力で、積極的&友好的に仕事ができたことを嬉しく思い、全てのスタッフの方々に感謝致します。 
 これは患者さんとも同じ事で、私に治療を信頼して受診して下さった方々に感謝いたしますし、そういう方々とお互いに信頼と協力を持って、アトピー性皮膚炎や他のアレルギー疾患を改善できたことを、嬉しく思います。とりわけ他府県から遥々来て下さった方々には、お疲れ様でした、という言葉をかけたくなります。経験的に、患者―医師の相互の信頼関係の強いほうが、アトピー性皮膚炎の改善・治癒は飛躍的に向上します。患者―医師の相互の信頼関係はどの分野の疾患でも大切ですが、特にアトピー性皮膚炎でステロイドフリーの治療をする場合は、ステロイドへの不信感からの医療への不安感が残っていて、それを克服する為に、患者さん本人だけでなく、家族全員の治療への信頼と理解が肝要です。不安や疑問は外来診察時に率直に言って下されば幸いです。そういうことにお答えすることで、治療への理解や信頼が深まり、自分でアトピー性皮膚炎を克服する、という意欲が沸いてきます。
 6月からは午後診療、第二日曜日の予約診療も始まりますので、さらなる色々な事が待ち構えていると思いますが、スタッフの方々との信頼と協力で乗り切れると思います。患者さんの皆様ともより強い信頼と協力をもって、診療したく存じますので、よろしくお願い致します。

 先日、東京で講演してきました。私にとって講演会は、ライフワークとして、日常診療と同じように大切なイベントです。診療時間では伝えきれない事、またはアトピー性皮膚炎に対して私が考えている事を集約して伝えられますし、広く社会にアトピー性皮膚炎のステロイドフリー、プロトピックフリーの治療の効果を知って欲しいという願いもあります。
 アトピー性皮膚炎は、原因が多数ある疾患なので、ステロイドフリー、プロトピックフリーの治療だけでは改善には不十分な事があります。その方々が日々生活している、食生活を含む生活習慣を規則正しくする事、またストレスの克服等も合わせてする必要があります。あるアトピー性皮膚炎のお子さんは、スナック菓子を食べてばかりいましたが、私のアドバイスをきいて、スナック菓子を一切辞めて、和食主体にし、更に納豆を食べるように勧めた所、毎日食べてくれて、みるみるうちに改善して治癒しました。もちろん治療が効果的ではありましたが、改善度が非常に早く、このプラスアルファの効果は健康的な食生活の賜です。ある成人の方は、仕事で夜寝るのが遅く、アトピー性皮膚炎がなかなか改善しませんでしたが、ライフスタイルを朝方に変えた所速やかに改善して、そして治癒しました。ポイントは帰宅後すぐ寝ることで12時前には寝る事ができ、夜間の成長ホルモン等の分泌が回復し、それが皮膚に良い効果を生み出したためでしょう。こういうような事を詳細に講演会ではお話できます。講演会は5月に1回、6月には2回あります。ちなみに2月には4回続けて講演しました。こういうのを私は講演会ツワーと呼んでいます。講演の準備にも時間がかかりますが、なるべく多くの方々に、アトピー性皮膚炎の実態、そして正しい治療と健康な食生活、更にストレスを克服すればアトピー性皮膚炎は治癒するというメッセージを届けたく、積極的に講演会の依頼には答えてツワーに行っている日々です。
 幸い、現在のクリニックのブレインやスタッフの方々は、講演会の意味、意義をよく理解してくれ、私が講演会へいくのを支援してくれています。時に平日の講演会もありますので、そういう時はクリニックを休診にせざるを得ないのですが、その事情も理解してくれています。ありがたいことです。しかし、過去に勤務した病院では、収益に直接結びつかない講演会の意味を理解せず、残念ですが精神的にですが支援が得られない事がありました。でも講演会をする事は、患者さんの方々も私の治療や勤務する病院を知って、それで受診して下さるので、病院の情報提供にも適しています。無理解な事は社会のどこでも起こりますし、過去は過去です。世界に向かって正しいアトピー性皮膚炎の情報を発信する、というモットーに賛同してくれる現在の素晴らしいスタッフに囲まれて、今後も講演会ツワーに謙虚に尽力します。ちなみに、秋には長野県の松本市や北海道の旭川市、神奈川県の厚木市等でも講演が予定されています。皆様に情報を届けるべく、判りやすく楽しい講演会を心がけ準備をする日々です。
 尚、ホームページにも掲載しましたが、8月17日(日曜日)は、クリニックのすぐ近くのアルカスホールで、参加費無料で私の講演と、『「笑顔のわたし」でいたい』の著者である鎌田文世さんとのトークもある、イベントを開催します。質問コーナーもありますので、是非ご参加されて、アトピー性皮膚炎について、日頃気になる事、確認したい事、その他何でもご質問下されば幸いです。皆様の質問に答え、皆様がアトピー性皮膚炎により理解を深めて頂き、少しでもお役に立てれば、本当に嬉しく思います。
 

昨日の5月17日の土曜日は、開院後の初めての土曜日という事で、患者さんが多く(60人くらいと思っていました)受診されるだろうなと予測して、前日から心構えもして、その日は朝食もしっかりとって臨みました。しかし、受診した方々の人数は73名と(内、1名は時間切れでキャンセルで、別の日に受診されます)、予想を遥かに超えていました。更に、新患の方々も多く、説明、検査に時間がかかり、私は集中して診療していましたので時間が経つのが判らず、気が付いたら14時ー15時をすぎていて、当然昼食もとらずにそのまま夕方になだれ込み、最終の方が終わったのが20時を回っていました。待ち時間が長い方は、6−7時間お待ち頂いたわけです。これだけ長時間外来診療をしたのは初めてです。受診された方々は長時間の待ち時間にもかかわらず、病状を理解して、治療に満足して帰られました。長時間お待たせして大変疲れたと思いますが、それを理解して頂き、スムーズに診療できたことに対し、受診された方々に感謝致します。また、当院のスタッフの皆様にも、本当に疲れも見せず、いきいきと診療を手伝って頂き、深謝いたします。
 終わった後は、私は充実感からか(充実しすぎてたかもしれませんが)、やりきった爽やかな気持ちで帰途につけました。しかし、他府県からの患者さんも多く、帰宅した時には夜遅くなった方もいらっしゃると思います。皆様、お疲れ様でした。
 


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