ステロイドやプロトピックを長期塗布していて中止しますと、アトピー性皮膚炎が悪化するリバウンドを起こします。また保湿剤も長期塗布していて中止しますとリバウンドを起こします。アトピー性皮膚炎は細菌感染症を合併していることが多いのですが、細菌感染症の治療は抗生剤の塗布や、消毒液を塗布して乾燥させることが良いので、皮膚に保湿剤を塗布することは細菌感染症の治療にもよくありません。

 

ステロイドやプロトピックを塗布していなくても、保湿剤だけを塗布していて改善しない方は、保湿剤中止によるリバウンドを理解してください。時間はかかることがありますがリバウンドは改善します。皮膚は保湿機能がありますから、保湿剤を塗布する必要はありません。

 

保湿剤を長期に塗布して保湿をしてしまいますと保湿剤依存症になり、肌のバリア機能も低下し、皮膚に保湿剤を塗布し続けるという悪循環になります。保湿剤を中止した直後は、皮膚が乾燥してかゆみも増しますが、当クリニックでは内服のかゆみ止めやリント布のカバー等で対処して、かゆみを軽減しております。やがて皮膚の乾燥も改善し、かゆみも減り肌のバリア機能も改善してきます。

 

保湿剤を長期塗布している方は、塗布していることは対症療法にすぎないということを理解してください。保湿剤依存症から脱却されることを願っております。

 

 アトピー性皮膚炎の治療には、薬物療法に加えて食生活が大切です。私はアトピー性皮膚炎の方々に脂肪肝の多いことを以前報告しました。この事は後に動物実験で証明されました。そういう意味では、脂肪肝になりにくい和食がいいのです。洋食はどうしても脂肪分が多くなります。

 

朝食をパンとお米で比べると、パンの方が脂肪分が多いのです。朝食のパンをお米にすると脂肪分が減りまして、アトピー性皮膚炎の改善が早まります。パンは色々な添加物も入っています。添加物もアトピー性皮膚炎の症状の悪化因子です。

 

またアトピー性皮膚炎は甘い食べ物で症状が悪化します。そういう意味では、お菓子類も要注意です。本人だけでなく、授乳中も注意が必要です。甘い物がすきなお母さんが母乳授乳でした。赤ちゃんがアトピー性皮膚炎で母乳を介して、甘い物で症状が悪化していました。

 

ファストフードも避けるべきです。ケーキの食べすぎやファストフードを食べて、アトピー性皮膚炎の症状が悪化された方々もいます。適切な食生活でアトピー性皮膚炎の改善を早めてください。

 

 

 

 

 

 

 

 ステロイド、プロトピックまたは保湿剤を塗布して、改善しない方々が当クリニックに受診されます。当クリニックではこれらを使用しません。それで改善していきます。しかし、これらを中止にしてリバウンドが起こることがあります。特に保湿剤を中止してリバウンドが起こることは、是非知ってほしいことです。

 

この時大切な事は、家族全員でリバウンドを理解して協力することです。家族内で、リバウンドを理解せずに意見が分かれると、患者さんのストレスになり、症状も改善しにくくなります。家族全員でよく話し合い、現在の症状がリバウンドであること、それは今までのステロイド、プロトピック、または保湿剤の塗布が原因であることを理解してください。

 

受診時にリバウンドの説明は詳細にしますが、実際にリバウンドが起こると不安になります。その時、治療に対して疑問も持つ方々もおります。そういう時は、是非受診してください。懇切丁寧に説明します。一方で、リバウンドを家族全員で理解して、リバウンドが起こっても希望をもって治療を継続される方々がいます。そういう方々は改善が早いのです。

 

リバウンドの症状の重症度や改善の期間には個人差があります。当クリニックには、重症なリバウンドの方々も多く受診されております。しかし、焦らず、不安に負けず、頑張って、リバウンドが改善しています。是非、家族全員で理解して協力してリバウンドを克服してください。


Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Profile

Search

Other